ESFPはこんな人
内向感情を伴う外向感覚を主機能に持つESFP。五感で味わえる快適さを重視して、日々の生活の中に楽しみをみつけながら生きています。新しい環境にも自ら飛び込んで、柔軟に適応していきます。気さくで明朗快活な性格なので、行く先々で好感を持たれるでしょう。行動を起こすときは、内面の価値観に従います。自身の五感を一番に信頼しているため、「習うより慣れる」を実践し、ものごとを習得していくタイプです。
ESFPの人口比率は、16 種類の性格の中では多いほうで、海外が8.5%、国内が6.9%という結果が出ています(海外・国内MBTIマニュアルによる)。ESFPと予想されている有名人は、エルトンジョンやマリリンモンローなど、生まれながらのエンターテイナーかと思われるほど魅力を備えた人たちです。

もくじ
- ESFPの特徴
- ESFPの強み
- ESFPの弱点
- ESFPがもっと活躍するためには
ESFPの特徴
ESFPを漢字一文字で表すと「楽」です。日々の生活の中から何かしら楽しみをみつけ、そこから生きる活力を得ています。外向感覚を主機能に持つESFPが求める楽しみとは、おしゃれやグルメ、旅行、ペットと過ごす時間など、おもに五感を使って味わえるもの。説明を聞くよりも、実際に自分が経験して学ぼうとするため、初めての分野にも臆せず飛び込み、そこで得られる人との出会いに心を躍らせます。自分が感じているように周りの人にも楽しくなってほしいと願い、誰かと一緒になってものごとを経験することを好みます。
傍から見ると活力にあふれているESFPですが、行動や判断の基盤となっているのは自らの価値観です。困っている人を助ける際も、相手に立場になって考え、その人の行動を見ることによって何を望んでいるのか察するのです。
ESFPの強み
日常生活を謳歌しているESFPは、いつもご機嫌で活力にあふれ、人当たりが良いです。新しい環境にも柔軟に適応し、場を和ませる術も得ているので、気さくで打ちとけやすい印象を与えます。自分と同じように周りにも快適さを感じてほしいESFP。困っている人を見たら、その人の立場になって要求を察知し、助けようとします。
ものごとを理解するときは、「百聞は一見に如かず」ということわざの通り、説明を聞くよりも実際に自分で体験して学ぼうとします。その際、一人よりも周りと一緒に体験することを好みます。優しさと朗らかさを備えたESFPは、人を説得したり、協力を得たりと周りを巻き込むことも得意なのです。また、情報収集力もあるので、さまざまな事実を知って問題解決を図ろうとします。集団においては、かなり実務的な能力を発揮するでしょう。
ESFPの弱点
「楽」を求めるESFPは、なるべく「苦」から遠ざかろうとします。地道な努力や、決まりきった作業は、どちらかといえば不得手です。また、複雑な状況やあいまいな人間関係のなかにいると苦痛を感じるため、極力避けようとします。その結果、やるべきことよりも楽しいことを優先させてしまいます。また、目の前の現実へ対処する能力に秀でているぶん、その場限りの対応になってしまうこともしばしばです。うまくいかないことがあると、たとえ責任がないことでも、自分のせいだと感じてしまい、落ち込みやすいでしょう。
ESFPがもっと活躍するためには
ものごとを長期的な視点に立って見る癖をつけるとよいでしょう。その場限りの現実だけでなく、将来や未来の結果に目を向けることが大切です。何か仕事を任されたら、先々のことまで考えつつ、最後まで責任をもってやり遂げれば、信頼度がさらに増します。
強みは弱点を隠す武器に使うものです。初対面の人と会話するのも得意なESFPは、自分とは娯楽や趣味が違う人と話すとより世界が広がります。
まとめ
日常生活で出会う人やモノを大切にします。楽しさと快適さを第一に考えているので、いつもご機嫌で、一緒にいるだけで周りも楽しくなります。自分の五感を信じ、説明を聞くよりも体験することで納得します。情報収集力、周りを動かす力など実務的な能力に長けた”使えるヤツ“、それがESFPです。