あなたの周りのESTPかもしれない人

あなたの周りに、いつもスリルと興奮を求めている活動的でエネルギーに溢れた人はいませんか? もしいるとすれば、その人は16種類の性格の中でESTPの特性を持つ人かもしれません。ESTPは外向感覚をおもにはたらかせているタイプ。つまり、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚と五感をフルに活用して現実世界の情報を集め、実践的な判断をくだします。ESTPにとって大切なのは、過去に生きることでも未来を憂うることでもなく、今この瞬間を最大限に楽しむことなのです。人口比率は世界で4%、国内でも6%と平均かあるいは平均よりもやや少ない割合ですが、注目を浴びて目立つことを好むため、顔見知りや知人に一人はいるタイプかもしれません。世界的な有名人を挙げると、マドンナやブルースウイルス、マイケル・J・フォックスがESTPではないかと予想されています。 

もくじ

  • ESTPの特徴
  • ESTPの強み
  • ESTPの弱点
  • ESTPがもっと活躍するためには
ESTPの特徴

外向感覚を主機能に持つESTPは、外界の環境に素早く適応できるゆえ、考える前に行動に移すタイプといえます。しかも危険を顧みず新しいことに挑戦するチャレンジ精神も旺盛です。残念ながら失敗することもありますが、けっしてくよくよせず楽観的に構えています。ESTPにとって失敗した過去よりも今を生きることのほうがよほど重要だからです。

外向タイプ(E型)のなかでは社交性も強く、にぎやかな集まりには積極的に顔を出します。人付き合いも上手でユーモアがあるため、学校や職場、趣味の集まりなどでは人気者になる確率も高いでしょう。こうした特徴を踏まえてESTPを一言で「前向きすぎるリア充」です。

ESTPの強み

外界の情報を取り入れ、感情を交えず客観的に判断して行動に移す実践力が最大の強みです。卓越した身体能力と失敗してもめげない精神力にも恵まれているため、ほかのタイプなら躊躇してしまうような困難な状況においても、リスクを顧みず立ち向かえる頼もしい存在でもあります。

対人スキルも高く、積極的に周囲と交友関係を持とうとします。集団の中ではユーモアを発揮して場を和ませるムードメーカーとなりますが、ESTP本人にしてみれば別段、気を遣っているわけではなく、自分が注目されたい、目立ちたいという思いからくる行動です。世界をありのままに受け止め、自身が生きている今この瞬間を最大限に楽しめるESTPは人生を謳歌できる活力に溢れています。

ESTPの弱点

熱しやすく冷めやすい性格です。実践力がある一方で、瞬間湯沸かし器のようにすぐに熱くなってしまう傾向にあります。あと先を考えずに行動に出てしまうため、すぐに飽きてしまったり、取り返しのつかない結果を招いたりしてしまうのです。

また、率直で飾らない発言は、ときに繊細な人を傷つけてしまうことも。自身の言動が周りの人にどんな影響を与えるのか、ときには立ち止まって考えることも大切です。どちらかと言えば話し合いは苦手かもしれません。そのため、周りから理解されないと反抗的な態度をとって不満を表明する傾向にあります。

ESTPがもっと活躍するためには

現実対処能力に優れているESTPは、周りから頼りになる存在として慕われます。ただ、少々飽きっぽいところがあるので、引き受けたことは最後まで責任を持ってやり遂げましょう。その心がけひとつで信頼度がさらにアップします。また、人の感情に配慮した言動を選択することで、第三機能である感情指向を発達させることができます。今この瞬間を楽しむことも大切ですが、先々のことを考えたうえで行動するとより良い未来が待っています。

まとめ

社交的でエネルギッシュなESTPは自身の生を謳歌できる魅力的な性質です。「考えるな、感じろ」の精神を持ちつつ、自分の行動の結果に配慮できる思慮深さを持つことができれば鬼に金棒です。